ALL JAコンテストですが、こんなところまで移動してきました。

部門は電信電話オールバンドでの参加でした。
4月末開催のALL JAということでハイバンドが開けることを期待していましたが、実態はALL JA 3.5/7MHzコンテストでした(ToT)
□結果

□設備

Rig:FT-991
ANT:
3.5~28MHz ギボシDP
50MHz : 2el Delta
ハイバンドはギボシ切替式のリフレクターを張ったなんちゃって2エレでした。
(南南西固定ビーム)
機材は事前に営業所止めで送付し、当日現地で受け取りました。
運送の都合上、荷物の量には制限があったため、現有設備ではこれが限界でした…。
まだ雪が残っていて寒かったです(汗)
□レビュー
①コンテスト前
昨年末頃、函館でとあるイベントが行われることが判明。ALL JAと日程が重なっていることに気づきました。GWとも重なるし、両方行ければ楽しいだろうな~と思い、水面下で準備を進めてきました。なんとかイベントへ参加できることとなり、コンテスト共々楽しむことができました。
さて、見知らぬ土地(実は北海道は人生初上陸Hi)でコンテストをする上で一番大変なのは移動地を探すことでした。前日は函館で宿泊だったため、その近辺で移動できそうな場所を探しました。HFの運用なので、海辺で広いところがあるかな?とGoogle Mapで探しましたが、3.5MHzのDPが張れそうな場所が中々見つからず。どこか広いところはないかな?と海辺以外も探し、結果的に標高があり7エリア方面に開けている横津岳へ移動することにしました。
横津岳は標高800mあたりまで車で上がれますが、舗装はされているものの道が悪かったです。ですので、暗いときに登り下りするのは危険と感じました。
②コンテスト中
・スタートは7SSBから。1エリア以西が開けており、100Q/h超えで順調なスタートでした。しかし、22時を過ぎて少ししたくらいで急速にコンディションダウン。1エリアがスキップ後は少しCWで粘り、50→3.5MHzへQSY。
50MHzはバンド内を覗いてJA7KPI局を発見し無事にQSO。
・3.5MHzは相変わらず大混雑。少しS&PをしてからCWでRun開始。快調に呼ばれますが、やはり8エリアからだと1エリアから出ているときと比較して3エリア以西が弱く感じました。
深夜は3.5MHzしか使えるバンドが無いので、ひたすら粘りました。
・翌朝、夜明けとともに3.5MHzで呼ばれなくなってきたので7MHzへ。7MHzはまだ大票田の1エリアがスキップしていたので最初はペースが上がりませんでしたが、しばらくすると開けてきて順調にログが進みました。
・7時過ぎに7MHzのペースが落ちてきたため、試しにハイバンドを覗きに行きました。21MHzを聞いてみると、他のエリアの信号が弱く聞こえていたためQSY。スキャッターによる伝搬だと思います。聞こえていたのはHパワーの局が多く、コールしてもほとんどの方は反応なし。それでも何局かは応答があり、無事にQSOできました。CQを出すと少しだけ続けて呼ばれ、1エリアの移動局や11Pの局とも交信ができました。
あとから思い返すと、当地ではこの時間が1番スキャッターのコンディションが良かったです。午後も聞こえる局は多くいましたが、呼んでも反応なし、CQを出しても呼ばれず…という状態でした。
・21MHzの後少し14MHzに出てみますが、バンド内は6エリアとGWと思われる青森しか聞こえず。少し呼びまわりをしてから7MHzへ。
・7MHzを覗くとSSBのローエッジが空いていたのでRun開始。近距離がスキップしていたためか、たくさん呼ばれました。2時間ほどサル状態でRun。
・7MHzのペースが落ちてきたため再び14MHzへ。1エリアのRBNを見ると、8エリアの局が強力にスポットされているのを確認していましたが、道南はコンディションが異なり、1エリアはほとんどできず正規伝搬でのオープンは18県止まり。
おなじ8エリアでも、大票田1エリアとの距離の差200kmはやはり大きいです。14MHzで稼げないと8エリアからでは他エリアの局に勝ち目がありません…(泣)
・11時45分頃に14→21とQSY。21MHzは6エリアが開けていましたが、お客さんは少なかったです。
・昼休憩がてらCQマシンで50MHzでCQを出すとコールあり。1局1マルチ追加できました。その後、7MHz CWへQSYし局数稼ぎに出ました。
・午後は7MHzを軸にたまにハイバンドを巡回しますが、コンディションは落ちる一方。あいかわらず訴求力が足りずスキャッターでマルチも稼げず…(泣)
ハイバンドでマルチを取るのが大切なのはわかっていたので結構粘りましたが、局数レートがどんどん落ちていくので焦ります。呼んでも取ってもらえないので、結果的にはかなり時間を無駄にしました。特に28MHzは粘らずにもっと早めに見切りをつけたほうが良かったかも。
・18時過ぎから3.5MHz CWへ。しかし、7MHzよりもレートが落ちる始末。この時間になって7MHzの近距離コンディションが上がってきたようで、3.5MHzよりも7MHzに人が流れたのでしょうか? 3.5MHz自体の極端にコンディションが悪かったわけではないように感じていました。マルチが少なかったのである程度割り切ってRunを続け、取れそうなところはある程度埋まって安心。
・3.5MHz CWは最後息切れしたので、SSBで空きを見つけてQSY。少しだけ呼ばれて終了しました。
③コンテスト後
・完徹するつもりがなかったのについ起きていてしまい、その場ですべて撤収を行う元気がありませんでした。風も強く、車を傷つけたりするのも不味いので夜のうちは釣り竿を縮める等と最低限のみとし、明るくなってから撤収を開始しました。車を返す時間も決まっていたので、少し慌ただしくなってしまいました。
なんとか荷物を梱包・送付し、温泉による時間も取れ、無事にALLJAコンテストが終わりました。5/1まで函館市内を観光し、非常に充実したGW前半が終わりました。函館はやはり海鮮が美味しかったですね~。コンテスト等、イベントを抜きにしてまた行きたいと思いました!今回は無線も観光も楽しめ、非常に充実した旅行となりました。心残りはEスポが不発だったことだけですね。

↑海鮮丼、今まで食べた中で一番美味しかったです(^o^)
④反省・改善点
・ギボシ切替式だと自由にQSYできないため、ハイバンドのコンディション把握が難しかったです。実はもう一本DPを用意していたのですが、思ったより風が強く張るのを諦めました…。本当はトライバンダーを1本上げるのがベストなのですが、年に何度かしか使わないHFハイバンドのためアンテナを買うのも躊躇してしまいます…。
・後半は体力的な問題で段々とコールサインのピックアップが上手くできなくなってきてしまいました。地声でPhoneを結構やったので、いつもよりも体力の消耗が激しかったような…。
交信いただいた皆様、ありがとうございました。
また次のコンテストでもよろしくお願いします。