表題のコンテストに例年通り電信電話マルチバンド部門で参加しました。
例年筑波山に移動して参加していましたが、ロケーション的に限界を感じたため、今回は堂平山へ移動しました。昨年は入賞できなかったこともあり、今年は特に気合を入れて参加しました。
□結果
JH1PVJ/1 埼玉県比企郡ときがわ町移動


□設備

↑樹木の向こう側が関東平野です。
430MHz FT-991M+GP(X520M)+10el /IC-910D+モビホ
1200MHz IC-910D+モビホ+GP(GP-21)+18el
430,1200MHzともに3系統用意しました。
430MHzでIC-910Dを使ったのはCWの呼びまわりのみです。
□作戦
初めての移動地だったため、事前に飛びを確かめました。その結果、1200MHzが思ったより飛ばないことがわかりました。羨望がなく木で遮られているためでしょうか?過去に何度も1200MHzで失敗していることを鑑み、以下の方針でスコアを組み立てることを意識しました。
・1200MHzはレートが悪ければ深入りせず、出ている局が多く比較的レートが出るであろう午前中である程度固める。
・1200MHzの不足分は430MHzで稼ぐ。マルチ率が下がることが予想されるが、その分は局数でカバーする。昨年の電信電話430MHz部門で1位の局が400QSOを超えているのを見て、430MHzの潜在局数が思ったよりも多いことがわかったためです。
・CWでRunはしない。あくまで電話で呼ばれなくなったときのレート維持として呼びまわることにする。いざというときのための貯金みたいなイメージです。
これは東京UHFのときに気がついたのですが、430MHzはCWと電話の周波数が離れているためか、電話でRunしている間も強い局は問題なく受信できます。よって、430MHzはRun/S&Pを電話/電話でやるよりも電話/CWとした方が効率的です。また、当たり前ですが電信部門の局とは電話では交信ができません。電話で出ている局は向こうから呼んでもらえるように、Runの時間を増やしました。また、目標局数とスコアは参加局数によって変動するので、昨年1位のスコアを念頭に置きつつ臨機応変に対応しました。
□雑感
・スタート直後の1200MHzはそこそこ呼ばれましたが、20分程で失速。ここまではある程度想像通りなので、さっさと430MHzへQSY。スタートダッシュで大コケすることは免れ、なんとか97QSOでまとめました。
・430MHzはあまり良い周波数がとれなかったせいか勢いよく呼ばれません。合間に1200MHzを覗きつつレート維持に務めます。
・10時半過ぎから再び1200MHzでRun。1200MHzで呼ばれない合間に、スタートに1200MHzでRunしながらワッチして作ったバンドマップを見ながら430MHzの電話で呼びまわり。ここもなんとかレート維持。
・11時過ぎまで1200MHzでRunした後、再び430MHzでRun開始。この時間はほどほどのペースで呼ばれます。
・12時台から1200MHzでRunしつつ430MHz CWの呼びまわりを開始。1200MHzは12時台になんとか100QSOに到達したので、ここからは430MHzへ配分をシフト。12時半過ぎに433.100という良い周波数が空いているのを見つけたためRun開始。結局終了までここに居座りました。
・13時台、14時台はRunしつつ丹念にS&Pを行いなんとかレート維持。最後まで80Q/hが維持できれば、と考えていたら、14時台終盤で500QSOに届きそうなことに気づく。なんとか500QSOまで届きたい!と思いながら必死に新局探しを行い、終了2分前に到達。最終的に社団局の2局をログから削除したらぴったり500QSOでした。
・作戦通りにレートの維持を心がけたおかげか、最初の1時間以外は横ばいのレートとなりました。ただ、あまり盛り上がりはなく捌いている感覚としては淡々と、という感じでした。東京UHFだと1時間に120Qくらい呼ばれる時間もあるのですが、関東UHFだとそうはいかないようです。
・430MHzは八木でしか聞こえない局が一定数いました。色々なコンテストで実感していることですが、GPも万能ではありません。八木はQRMを避けるのにも使えますし、個人的にはあるとないとでは大違いです。
・1200MHzのアンテナは3系統ありますが、結局ほとんどがモビホと八木でした。八木は事前の飛びチェックでモビホの弱点となる方向を探っておき、その方向に向けて使用しました。GPは堂平で使うには打ち上げ角が低すぎるようで、筑波山や栃木・群馬の一部だけ優位な感じでした。一応ないよりは良かったか?という感じです。
□反省点
・いい加減インターフェース回りをなんとかしたいところです。430MHzはCQを含めて全て地声なので、合間の裏ワッチが大変です。特に私の腕では電話で喋りながらCWをデコードするのが大変です。
・終盤は430MHz電話の呼びまわりをほとんどしていないので取り漏らし多数な気がします。
・他の方も仰ってますが、1200MHz CWがいつもより賑やかでした。IC-9700効果でしょうか?もう少ししっかりワッチしても良かったかもしれません。IC-9700が普及するであろう来年以降は1200MHzのアクティビティが向上しそうなので、作戦を変える必要ありそうです。
今回のコンテストは個人的に満足できる結果となりました。後は順位がどうなるかが楽しみです。交信頂いた皆様、ありがとうございました。次回はALL JAになりそうです。またよろしくお願いします!
例年筑波山に移動して参加していましたが、ロケーション的に限界を感じたため、今回は堂平山へ移動しました。昨年は入賞できなかったこともあり、今年は特に気合を入れて参加しました。
□結果
JH1PVJ/1 埼玉県比企郡ときがわ町移動



□設備

↑樹木の向こう側が関東平野です。
430MHz FT-991M+GP(X520M)+10el /IC-910D+モビホ
1200MHz IC-910D+モビホ+GP(GP-21)+18el
430,1200MHzともに3系統用意しました。
430MHzでIC-910Dを使ったのはCWの呼びまわりのみです。
□作戦
初めての移動地だったため、事前に飛びを確かめました。その結果、1200MHzが思ったより飛ばないことがわかりました。羨望がなく木で遮られているためでしょうか?過去に何度も1200MHzで失敗していることを鑑み、以下の方針でスコアを組み立てることを意識しました。
・1200MHzはレートが悪ければ深入りせず、出ている局が多く比較的レートが出るであろう午前中である程度固める。
・1200MHzの不足分は430MHzで稼ぐ。マルチ率が下がることが予想されるが、その分は局数でカバーする。昨年の電信電話430MHz部門で1位の局が400QSOを超えているのを見て、430MHzの潜在局数が思ったよりも多いことがわかったためです。
・CWでRunはしない。あくまで電話で呼ばれなくなったときのレート維持として呼びまわることにする。いざというときのための貯金みたいなイメージです。
これは東京UHFのときに気がついたのですが、430MHzはCWと電話の周波数が離れているためか、電話でRunしている間も強い局は問題なく受信できます。よって、430MHzはRun/S&Pを電話/電話でやるよりも電話/CWとした方が効率的です。また、当たり前ですが電信部門の局とは電話では交信ができません。電話で出ている局は向こうから呼んでもらえるように、Runの時間を増やしました。また、目標局数とスコアは参加局数によって変動するので、昨年1位のスコアを念頭に置きつつ臨機応変に対応しました。
□雑感
・スタート直後の1200MHzはそこそこ呼ばれましたが、20分程で失速。ここまではある程度想像通りなので、さっさと430MHzへQSY。スタートダッシュで大コケすることは免れ、なんとか97QSOでまとめました。
・430MHzはあまり良い周波数がとれなかったせいか勢いよく呼ばれません。合間に1200MHzを覗きつつレート維持に務めます。
・10時半過ぎから再び1200MHzでRun。1200MHzで呼ばれない合間に、スタートに1200MHzでRunしながらワッチして作ったバンドマップを見ながら430MHzの電話で呼びまわり。ここもなんとかレート維持。
・11時過ぎまで1200MHzでRunした後、再び430MHzでRun開始。この時間はほどほどのペースで呼ばれます。
・12時台から1200MHzでRunしつつ430MHz CWの呼びまわりを開始。1200MHzは12時台になんとか100QSOに到達したので、ここからは430MHzへ配分をシフト。12時半過ぎに433.100という良い周波数が空いているのを見つけたためRun開始。結局終了までここに居座りました。
・13時台、14時台はRunしつつ丹念にS&Pを行いなんとかレート維持。最後まで80Q/hが維持できれば、と考えていたら、14時台終盤で500QSOに届きそうなことに気づく。なんとか500QSOまで届きたい!と思いながら必死に新局探しを行い、終了2分前に到達。最終的に社団局の2局をログから削除したらぴったり500QSOでした。
・作戦通りにレートの維持を心がけたおかげか、最初の1時間以外は横ばいのレートとなりました。ただ、あまり盛り上がりはなく捌いている感覚としては淡々と、という感じでした。東京UHFだと1時間に120Qくらい呼ばれる時間もあるのですが、関東UHFだとそうはいかないようです。
・430MHzは八木でしか聞こえない局が一定数いました。色々なコンテストで実感していることですが、GPも万能ではありません。八木はQRMを避けるのにも使えますし、個人的にはあるとないとでは大違いです。
・1200MHzのアンテナは3系統ありますが、結局ほとんどがモビホと八木でした。八木は事前の飛びチェックでモビホの弱点となる方向を探っておき、その方向に向けて使用しました。GPは堂平で使うには打ち上げ角が低すぎるようで、筑波山や栃木・群馬の一部だけ優位な感じでした。一応ないよりは良かったか?という感じです。
□反省点
・いい加減インターフェース回りをなんとかしたいところです。430MHzはCQを含めて全て地声なので、合間の裏ワッチが大変です。特に私の腕では電話で喋りながらCWをデコードするのが大変です。
・終盤は430MHz電話の呼びまわりをほとんどしていないので取り漏らし多数な気がします。
・他の方も仰ってますが、1200MHz CWがいつもより賑やかでした。IC-9700効果でしょうか?もう少ししっかりワッチしても良かったかもしれません。IC-9700が普及するであろう来年以降は1200MHzのアクティビティが向上しそうなので、作戦を変える必要ありそうです。
今回のコンテストは個人的に満足できる結果となりました。後は順位がどうなるかが楽しみです。交信頂いた皆様、ありがとうございました。次回はALL JAになりそうです。またよろしくお願いします!
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